Kevin Schwantz suzuki School: schwantzschool.com
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実走行は約15分。これを1日4セットほどこなしました。インストラクター1人が5人前後の生徒を先導する形で、1周するごとに列の2番手は最後尾に下がります。皆がインストラクターの背中を見て走れるわけですね。

「comfortableに走ってますか?」(コールマン氏)
気を張らずに、楽に、と言った意味です。特に上体をリラックスさせて走るよう、まずは促されます。そして、インストラクターのラインを忠実にトレースする(なぞる)こと。
「『どこ行くねーん!』と思っても、そこは信じて付いてきてください」(辻本氏)


また同時に、インストラクターの背中だけを追いかけるだけではダメだとも。もっと先を見なければいけないのですね。
「低速コーナーでは約2秒先、高速コーナーなら約6秒先を常に見るよう心掛けてください」
(ホルスト氏)
アクセルやブレーキの操作、体重移動などと同様に視点の移動もスムーズに行なうのが大事。同じところを見続けていてはいけません。

「これまでは『曲がれなかったらどうしよう……』と心配して近くを見ちゃっていました。そして恐怖と闘いながらバイクを倒して曲がっていた気がします」(受講生・杉浦美野さん)
彼女はこの講習を通じて、安心して走る方法を身につけたといいます。またクリステル・チアリさんも……。
「他の人のペースに付いていけなくなっても、(コース場を巡回していた)別のインストラクターさんが先導してくれて安心でした。マイペースで走れたのが良かったです」

Kevin Schwantz


たとえば野球のバッティングを上達しようと思ったとき。本で理論を学んでいるだけでも、ひたすら素振りを重ねるだけでも効果はないでしょう。KSSSの特長は、実走行と座学を交互に受けることです。
「遠くを見ることによって物事ゆっくりと見える」
「強いブレーキングや体重移動を終えるポイントを決めて、あとはスムーズにコーナーリングする」

こうした課題を見つけて、次の実走行でトライできるから上達につながるのです。

またビデオ担当のインストラクターが受講生の背後につき、いつの間にか録画しています。そして皆でビデオを観ながらフォームやライン取り、アクセル操作を確認します。
「ライン取りは良いけれど、左高速コーナーでアタマが若干アウト側に残っています。アゴをイン側に向けると直るでしょう」
たとえばこんな具体的なアドバイスを受けることで、次に改善すべきことが明らかになるのです。

それから、ケビン・シュワンツの走行ビデオを観たり、彼の解説を聞きながら一緒にコース上を歩く場面もあります。
「レイニーもローソンもガードナーもドゥーハンも走り方は様々ですが、要は自分にとって快適な走り方をしているのです」
そして我らがケビンはどう考え、走るのか。それを学び取ることがKSSSの要なのです。

■井海知子さん&GSX400S(大阪府) ■播磨雅之さん&GSX-R1000(青森県)
「峠のワインディングが大の苦手だったのですけど、この2日間を終える頃にはコーナーでヒザなんか出しちゃってたりなんかして!(笑) 教わったのは疲れない乗り方でもあるので、筋肉痛がないのも嬉しいですね」 「13年間、刀に乗ってきましたが今年になって乗り換えました。後ろ乗りでなくGSX-Rに合った乗り方を学び取れたのは、一杯一杯でなく余裕を残したペースで考えながら走れたためですね」
■クリステル・チアリさん&GSX-R750(東京都) ■和崎哲一さん&GSX-R600(島根県)
「タンクを腕で挟むような体制から、上体を真横にスライドする感覚の体重移動。これでコーナリングがスムーズになってきました。」 「クローズドコースは10年ぶり。初日はアドバンス組、2日目はストリート組に転向してみたのですが、これが良かった。S字やシケインでの荒っぽい体重移動が改善できました」
■杉浦美野さん&Bandit400V(愛知県) ■廣川和義さん&SV650(神奈川県)
「ハングオン、いやハングオフですか。重心を移すことで、いかに曲がりやすくなるか実感! バイク歴は4年半ですが、この2日間でコーナリングの恐怖感が減った気がします」 「(一番向上したライダー賞を受けて)シュワンツファン同士で和気あいあいと受講できたおかげ。『質問しなきゃ損!』という雰囲気が生まれたので、自分も積極的になれたのです」
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